数年前、Twitterがなくなったときの代替SNSとして、マストドンというものが流行った時期があったのですが、最近またTwitterの代わりになる避難先として流行り始めてるみたいですね。
私も一時期、マストドンに登録した時期がありました。
オタ女向けのサーバーだったのですが、そこで「自分がオタクと言えるのか分からなくなってきた……」と悩んでいる方がいらっしゃいました。
オタ女向けのマストドンにいる時点で充分オタクだと思うのですが、それを契機に、「オタクってなんだろう?」という定義を考えるようになりました。
例えばですけど、「私もオタクだよ!ジブ●とかドラ●もんとか好きだし!」って言う人をオタクとみなしていいのか難しいんですよね。
もちろん、ドラ●もんの擬人化が好きだとか、ジブ●の二次創作してる~とかだったらわかりやすく「あっ、この人かなりディープなオタクだぞ」という判断基準になるのですが。
そういう意味では、「創作活動をしている」というのはオタクである指標としてわかりやすいわけです。
でも、もちろん創作活動をしていないオタクもいますよね。同人誌を買い集めたり、ゲームしてるとかアニメ見てるだけとか基本的に受け身で消費だけするタイプのオタクは、自分がオタクであるかどうかのアイデンティティに悩みやすいのかも。
でも、例えばTwitterでアニメの考察をしていたり、好きなキャラの妄想とかこういうシチュエーションが見たいとか、そういう短文を書いてるのも充分創作の域に入ると、個人的には思うけどどうなんでしょう。
あとは、これは他人からの受け売りなんですが、「オタクはキャラクターをひとりの人間として扱っている」みたいな定義付けをしてらっしゃる方がいて、面白い着眼点だなと思ったり。
要するに、「自分は絵も文章も作れないからオタクじゃないのかも……」とか、そんな深刻に悩む必要はないかな~と思う次第です。
それにしても、自分がオタクかどうか悩むっていうのも、時代の変化を感じますね。
昔だとオタク=犯罪者予備軍みたいな扱いを受けていたのですが、オタクという立場もだいぶ市民権を得てきた気がします。
ちなみに「私もオタクだよ!ワ●ピース全巻持ってるし!」は、今言われるとかなりのオタクのような気がします。めちゃくちゃ巻数多いものを集めてるのは充分オタクの素養あると思う。