私、理由(ワケ)あってシナリオライターという文章を書くお仕事をしているのですが、今日はそれに関する話をしようかと。
2022年の6月から細々と活動してるんですが、シナリオライティングをするにあたって、どうしたらもっと早く効率よく文章が書けるか?というものを追求してまいりました。
無料のマインドマップツールをダウンロードして脳内のネタを整理してみたり、TRPGのキャラシートを参考に、自分で項目を設定して独自のキャラシートを作ったり、自作の起承転結シートを作って記入してみたり……。試行錯誤を重ねました。
キャラシートと起承転結シートはWordで作ったんですが、どうにもこの2つを並べるとシナリオ本文が書きにくい。
ちなみにWordとかブラウザとかの窓を2分割して並べる方法はWindowsキー+矢印キーです。覚えておくと便利だよ。
まあそれはともかく、なんかもっといい方法ないの~!?とネットの海を放浪して出会ったのが、「Nola」という小説家専用エディタツール。
「小説家専用」と銘打ってありますが、これ、あらゆる創作者の強い味方になってくれると思う。
私が説明するよりさっさと登録して使い方を覚えたほうがいいと思うのですが、できる限り説明します。
- まずメールアドレスとパスワードを登録。
関連サービスに既に登録してる方はスムーズにログインできると思います。
- 作品ファイルとなる「書籍」を作る。
タイトル、ジャンル、予定文字数などを設定します。
あとからでも変更可能。
予定文字数は決まっていれば書いておくとよろしい。進捗度が表示されて若干書きやすくなります。
- 作品のテーマ、終着点、作品のターゲット層などを決める
作品のテーマと終着点(作品のゴール)を決めるのはなにげに大事だと思います。
スタートとゴールが決まっていればあとはそこに向かって執筆するだけなので。
作品のターゲット層はよく言われている「ペルソナを設定する」みたいなやつですね。アトラスゲーのことではないです。
年齢層や性別、趣味嗜好、その人が他にどんな作品を読みそうかなどを細かく決めていきます。
例えば、なのですが、ちょっと現在執筆中の小説の原案を入力してみたので、引っ張り出してみましょうか。
まだ未定でも、ざっくりと決めておいたほうがいいです。
もちろん、この時点で詳細が書けるなら詰めたほうがいいでしょう。
- 構成(プロット、時系列)を記入する
無料会員なら起承転結のみ、有料会員なら序破急や何章構成とかカスタムできます。
とりあえず本当にざっくりと起承転結考えたやつを。
この小説の場合、短編になる予定なので、あまり込み入った時系列とかは要らないかな~って感じするのでまだ書いていませんが、必要なら書きましょう。
- 資料(登場人物、世界観、相関関係など)を作る
このNolaは資料作りも簡単です。
登場人物は既に設定されている項目を埋めるだけ。有料会員なら項目も増やせるけど、別に全部「その他」の項目に入れちゃってもいい。
誕生日や血液型まで詳細に決められますが、ストーリーに絡まないなら未記入でもOK。
ちなみにキャラクター画像はNolaのほうで用意してあるものを仮置きしています。
こだわりたいなら自分で画像作ってもよし。
世界観はこんな感じで政治とか宗教とかかなり細かく決められますが、現代日本の設定なので総スルー。
あとは相関関係。
もうちょい人数が増えて関係が入り組んできたら相関関係図も作れちゃいます。
他にも簡単なメモ機能があり、思いついたことをとりあえず書き留めておく、ということも可能。
で、これ「小説家専用」って言ってるけど、この資料のまとめようを見たら他の創作にも充分使えるじゃん。なのでオススメ。
もしこのツールでそのまま本文書くなら、有料会員になれば資料とかプロットとか並べてそれらを参照しながら本文を書けるのでマジで金払ってもいい、これ。しかも月額300円と、これ系のツールにしては良心的なお値段。有料会員になりました。
文章のお仕事してる人なら多分「消耗品費」とかで経費で落とせるし、いい買い物だと思う。
あとこれ、PCブラウザ版もスマホアプリ版もあります。最高。パソコン使えない状態とか出かけ先でも執筆できるじゃん。
ついでにNolaノベルにも登録しちゃいました。カクヨムとかアルファポリスで連載してた小説を転載して、反応を見てみようかな。