板タブ使いの私が買ったばかりの液タブから板タブに戻した理由。
12月に自分へのクリスマスプレゼントとして液タブを買ったんですが、結局板タブに戻りました。
その理由をいくつか書いておこうかと。
- 描き心地にどうしても慣れない
これはもう慣れの問題だと思うんですけど、液タブという新しい環境に対応できなかった。
前の記事にも書いた気がするんですけど、タブレットに直接書き込む形になるので、利き手(私の場合右手)側が隠れて描きづらい。
結局PCの画面を見ながらタブレットに描いていく形式になってしまったんですが、これもう板タブでもたいして変わらないんじゃないか……?という疑問が湧いてしまい……。
- 首、肩、腰への負担が半端ない
これも前の記事に書きましたが、液タブの特性上、うつむき姿勢で固定されるので身体のあちこちが痛くなる。
昔買ったタブレット用の傾斜付きスタンド使っても身体への悪影響はたいして変わらない。
あと、液タブ自体が光を発しているので、多分目に対する影響も少なくはない。
眼精疲労、首・肩のコリ、腰痛……。そこまでして液タブを使う必要があるか?と聞かれると……。
- 慣れてる環境に戻って安心感
そもそも私、板タブ使ってて別に不便とか感じてなかったんですよね。
ただ、液タブ使ってみたらどんな感じなのかな~と思ってクリスマスセールで一番安い液タブ買ってみただけなので。
それでも2万ちょっとしたので、それなりに大きな買い物ではあったのですが、自分に液タブが向いてないことがわかっただけでも前進。
もっと高い液タブ買ってこの結果だったらもっと大きな後悔をしていたと思います。
- オススメの板タブ
エントリーモデル、つまりは初心者向けの商品なのですが、あまりにも便利なので予備も含めて2個持ってます。
おすすめポイントはいくつかあるんですが、
- 邪魔なファンクションキーがない
- 余計な機能を極限まで削っている
- 他のタブレットに比べて安い
- ペンホルダーがついている
順番に紹介していこうと思います。
- 邪魔なファンクションキーがない
タブレットの端っこにファンクションキー(ショートカットなどを登録する場所)がある機種もあるんですが、私にとってはこれめっちゃ邪魔。
絵を描いているうちにファンクションキーに引っかかって変なショートカットが発動したりすると絵に集中できません。
One by wacomにはファンクションキーがそもそもついていないのでタブレット自体は小さい割に描画範囲も広く確保でき、私にとって理想的な板タブになっております。
- 余計な機能を極限まで削っている
ファンクションキーとも関連するんですが、とにかく「描く」ことに特化していて、余計な機能が一切ありません。
初心者にあっても困るやろこんな機能、というものを徹底的に削ぎ落としています。
だからこそのエントリーモデル。
- 他のタブレットに比べて安い
余計な機能を削ぎ落とし、「描く」ことに特化しているからこそ価格も抑えられているのだと思います。
ワコム公式ストアだとSサイズが6380円、Mサイズが8800円(2023年1月現在)。
PCの画面に比べてあまりに小さすぎると描きにくくなるのでMサイズを推奨しますが、それでも1万円を切るのはタブレットの価格としては破格です。
- ペンホルダーがついている
これめっちゃ大事です。ペンタブのペンはすぐどっか旅に出てしまうのでホルダーに挿しておけるのはとっても助かる。なんであんなに失くしやすいんですかね、ペンタブのペン……。ペンホルダーがついていると、持ち運びもとてもラクです。これも買ったときの決め手と言っていい。
そういうわけですっかり板タブに慣れきってしまっている私には、液タブは不向きだったんだなあと。
ずっとアナログで原稿をなさっている漫画家さんがなかなかデジタルに移行しないのも納得ではあります。
デジタルに慣れるには個人差がありますが数日~数週間かかると言われていて、特に週刊連載なさっている漫画家さんがそんなもんに慣らしてる時間ないですもんね。
ただ、私が買った液タブは板タブと同じように使える機能があるらしいので、一応予備として大事に取っておこうと思います。